BSや地上デジタルのアンテナを自分でベランダ設置する時に「ケーブルを室内側までどのように引き込むのか?という所で悩む方が多いのではないでしょうか?専門業者のように壁に穴を開ける道具があれば良いですが、そうでなければエアコンの配管用の穴を利用して引き込むケースが一般的です。
そこで、エアコン配管用の穴からどのようにしてケーブルを引き込むのか?の手順を整理してみました。宜しければ参考にしてみて下さい。(ただし自己責任ですよ)
カバーの取外し
写真のようにエアコン配管カバーが取り付いている場合は先端部を取り外します。先端部は3ケ所をネジで固定していますのでネジ3本を取り外します。注意点としてネジが錆付いていたり回すのが硬い場合は慎重にネジを緩めないとネジ穴を破損してしまいます。
コツとしてはドライバーを少し強くネジ方向に押さえつけながら「ゆっくり回す」とネジ穴を破損しにくくなります。
パテを取り除く
ネジを緩めてカバーを外します。そうすると写真のようにパテ(粘土のようなもの)で穴と配管の隙間を埋めていますのでこれを取り外します。年数が経過したパテは硬くなっていて再利用しにくいかもしれませんので予備のパテを調達しておきましょう。
ちなみに、赤色マークがケーブルの通過ポイントです。
空間の確保
パテを取り除くと写真のように空間が確認できます。今回は室内機の取り付け位置から考えた場合、配管左下の赤色マークの位置を狙うのがベストなのでこの空間を利用します。もし左下に配管が偏っていた場合は配管を少し動かしてこの位置に空間を作ります。
室内機側の準備
続いて室内側の準備。赤色マーク部分に配線を通します。写真では隙間が見えませんので本体右下部を「軽く」持ち上げます。すると拡大写真のように少し隙間が見えるようになります。
今回のケースは配管が本体右下から外へ向かっていますが、取付け位置により本体右横、左下、左横の場合もあります。また配管が室内で露出している(見える)場合もありますので、事前に確認しておきましょう。
これで配線を通す準備ができました。
呼び線を作る
配線経路にケーブルを通りますが経路のスペースは狭く、ケーブルはフニャフニャと柔らかいので上手く通すのが難しい場合が多いです。そこで「呼び線」を使います。今回は針がねを呼び線として使います。
今回の場合は、外までの距離が短いので30cm程度の針がねを用意します。そして針がねの先端は写真のように丸めましょう。こうしておかないと通す時に引っ掛かったりエアコン配管に刺さる事も考えられますので、先端処理しておきます。
呼び線を通す
呼び線の準備ができたら、呼び線を室内機側から通します。狙いは右下のわずかな隙間からです。上手く通ると写真のように外側の左下から呼び線が出てきます。
ケーブルを呼び線に取り付ける
次に外側の呼び線にケーブルを取り付けます。ここで注意しておきたいのは「呼び線からケーブルが外れないテープ巻き」です。軽くまいておくと、引っ張るときにケーブルが抜ける場合があります。
巻く手順としては最初にケーブルをひと巻きし、それから呼び線を一緒に巻きます。これで100%ではありませんが外れ難い状態になります。
呼び線を引っ張る
今度は室内側の呼び線を引っ張ります。引っ張ると言っても「ゆっくり引く」ような感覚です。途中で引っ掛かる場合は無理に引っ張らず一度少し戻し再度引きます。
上手く行くと写真のように室内側の右下から呼び線に巻きつけたケーブルが見えてきます。
必要な長さを取り配線を整える
必要な長さのケーブルが引き込めたら、ケーブルを本体右端に移動させケーブルを整えます。これで室内側への引き込み完了です。エアコン位置からの引き込みなので床面まではケーブルが露出して見える状態です。
この部分が気になる場合は、ステップル(また釘)やプラスティックモールなどを利用することで見栄えが良くなります。
カバーを戻す
最後に取り外したカバーを元の状態に戻します。ケーブルを真下に引きたい場合はカバーのストレート部を外しエアコン配管と一緒にケーブルをしまい込んでください。ケーブルカバー先端部から取り出す場合は写真のように一部切り込みを入れ、その部分からケーブルを引き出します。
まとめ
マンションやコーポではこの方法で引き込みできる可能性が高いですが以下のポイントを事前に確認しておきましょう。
- 室内機が部屋のどの位置に取り付けてあるか?
- 室内機のどの位置から配管が外へ出ているか?
- 室外側から見て室内までケーブルを通すスペースを確認できるか
この3点がポイントになります。事前に上記のポイントを確認して経路が確認できれば、ほとんどのケースで問題なく室内側まで引き込めるでしょう。それと引き込むときに呼び線を無理やり引っ張らない事も重要ですので気をつけてください。
アンテナ部材リスト
今回紹介した手順でケーブルを通すことができれば、地上デジタル放送やBS放送のアンテナ設置もできるようになります。そこでベランダ設置でよく使う部材をリストアップしておきます。最近ではAmazonで気軽に購入できるようになっています。便利ですねぇ、、、









